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作成日:2018/07/04
本物感情 vs べき思考

本物感情に気づくことは心の健康を保つためには大切とお伝えしてきましたが、
そこに立ちはだかるのが「べき思考」です。
あなたがこだわっているべき思考にはどんなものがありますか?
そして、どんな感情にフタをしているでしょう?
例をあげてみました。


【怒りの感情 vs べき思考】

楽しみにしていた約束を親に反故にされ「酷いじゃないか!」 vs 親には逆らえない

「怒り」は欲求や願望が妨げられたり、自分が脅かされたときに怒る感情で、問題解決のための糸口を作ります。時間枠は「今」。子どもだったらストレートに「え〜っ、楽しみにしてたのに〜!」などと言えるといいですね。
でも言えない(言えなかった)子は多いのでは?
表現してはいけない経験を重ねるうちに、いつしか感情そのものを無いことにして、自分の気持ちがわからなくなります。
本当は子ども達に伝えたいことですが、大人として子どもの怒りにどう向き合うかを考えていただきたいです。


【悲しみの感情 vs べき思考】

ペットが死んで涙が止まらない vs 大の大人がいつまでもメソメソ泣いていてはいけない

「悲しみ」は何らかの愛着対象の喪失で起こる感情で、時間軸は過去。
泣いて悲しむ「喪の仕事」をすることで喪失対象にお別れをして、新しい関係形成に向か力が湧きます。
もしも悲しみにフタをして「喪の仕事」をしないでいると「もうかわいそうでペットは飼えない」(本当は飼いたいのに)という事になるかもしれない。
泣きたいだけ泣いていいんです。悲しむ=弱いではありません。悲しんでいいんです。


【恐れの感情 vs べき思考】

データの改ざんに関わってしまった。「恐ろしい」 vs 上司の指示なので従わなければならない

「恐れ」は予測される危機を回避するための感情。時間枠は未来と今。
「恐れ」を感じる事で、今の対策を講じることができます。
このようなケースはそのまま従えば、偽物の感情である罪悪感をずっと背負う事になるかもしれない。


【喜びの感情 vs マイナス思考】

「雨にぬれた緑もきれいだな〜」 vs 「雨降ると髪がまとまらなくて憂鬱」

喜びの時間枠も今。誰かが喜ばせてくれるのではなく、自分が喜びを見いだせるという点で、他の感情にくらべて気づきやすいかもしれません。
無理にプラス思考になる必要はありません。自然に沸き起こってくるちいさな喜びをこまめに拾えたらいいですね。


大林 田園子


 
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