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作成日:2019/06/04
犬の避妊手術 Yes or No?





犬を家族の一員に迎えると、飼い主が判断、決断しなければならないことの連続です。避妊の選択もその一つ。去勢、避妊について、獣医やトレーナーさん、犬友達に相談し、「最終的には飼い主さんのご判断です。」といわれることって多いかと思ます。愛犬に避妊手術を施すかどうか、迷ったり、家族で意見が食い違ったりする方もいらっしゃるでしょう。そして、自分で決めることの責任の重さに直面します。



【自分が決めることは本当に大切】

今回は、避妊による病気の発病率が上がる/下がるとか、体重増加、性格云々のお話はしません。以前に比べて、病気や性格などへの影響など、参考になるデータが手軽に手に入るようになりました。情報を集めて、判断材料にするのはとても有効だと思います。

ただ、それらが、自分の犬に当てはまるのかどうかの判断は難しい、というより、できないのではないでしょうか。

「避妊によって病気になる確率が減るみたい…」
「避妊の有無で性格に影響があるみたい…」
「避妊すると太るらしい…」

決定的な理由として、ご自分で納得できるかどうか、がポイントですね。どうして自分はこのポイントがひっかかるのか、少し自分の気持ちや考えを掘り下げると、納得する材料が見つかるかもしれません。

他にも、このような思いを持つ方もいらっしゃるでしょう。

「犬がかわいそう…」

犬をいたわるお気持ちだと聞こえますが、これはどうでしょう?犬が「ボクははかわいそう」「ワタシはかわいそう」と思うかどうかは、わかりません。自分が「かわいそう」と感じる元にあるものが何なのでしょう?

そんなふうに自分気持ちや思いを探求できるのも、伴侶犬という大切な存在がいるからこそ。避妊手術のYes/Noを判断する機会に、家族や伴侶犬への理解を深められたら、素敵ですね。



【自分が納得していないと…】

この際、あなたにとって望ましい暮らし方、そこに伴侶犬がどのように関わってほしいのか、を優先してみてはいかがでしょう?決断する上で大切なのは、あなたの望む幸せに、伴侶犬にどのように付き合ってもらいたいかが重要です。

もし、自分が納得していないのに「誰々が去勢/避妊した方がいいというから。」「誰々がしない方がいいと言うから。」という他者の考えを採用したら、どんな不都合があるか考えてみましょう。

具体的には
一般的には〜だから
日本では〜だから
海外では〜だから
獣医さんが〜というから
トレーナーさんが〜というから
夫が〜と言うから
妻が〜と言うから

という理由で、決めた事に責任を持てますか?何か不都合が起こった場合、その人のせいにしたくなるのではないでしょうか?また、後悔することもあるでしょう。最終的には他人の意見や情報を自分がどうとらえているかに気づけば、大切な思いや求めているものが見えてくるのではないでしょうか。同じ決断に至ったとしてもでも、他人本位と自分本位では、大きな違いです。



【主語は「私」で考えを整理する】

では、実際どのように自分の思いや考えに気づくのか、それは「私は」を主語にして、気持ちや考えを書き出してみることです。

ご参考にまでに私の場合を例にあげて見ます。少し窮屈でも必ず「私は」を主語にして自分の感情と考えを書き出してみます。。


1頭目 ラブラドール♂ 
初めての犬だったので、夫と何度も話し合って、8か月で去勢

私は生殖本能による不都合(人間社会にとって)な行動を制御する自信が無かった。

私は何キロも先の雌のヒートに雄は反応するという話をきいて、びっくりした。それでは犬にも
そばで見ている私にも大きなストレスになると考えた。

私は、去勢すると太るという情報が気になった。大きい上に太ったら、ますます引っ張りが強くなるのでは、と不安もあった。

私は、去勢に対して消極的な夫の気持ちも理解したかった。そして、私は、夫が判断する情ための報を集めて伝えるのがいいと思い、信頼するトレーナー、獣医、犬飼の先輩の話を集めた。



2頭目 中型ミックス♀
生後4か月で発見した前足の障害の治療に1年間かかり、避妊手術は先延ばしになっていた。完治して体力が回復した時点で、避妊施術。

私は雄と雌を飼うので、避妊は当然だと考えた。

私は、雌の避妊手術は雄よりも負担が大きいことに少し心配な気持ちも感じた。
一方、私は、過酷な治療生活にも元気に過ごしている木精の生命力なら、大丈夫だ、という気持ちもあった。



3頭目 ラブラドール♂
8か月で去勢

私は、以前ドッグランで未去勢の雄が他犬を攻撃する場面を見て、とても怖いと感じた。

私は、朝陽には攻撃する側にもされる経験もさせたくないと思っている。

私は、去勢することのメリットを、今までの経験から十分実感している。麻酔や手術のリスクを考えても、メリットのほうがはるかに大きいと思う。

私は、朝陽と色々なことにチャレンジしてみたい。

私は、食事の管理で、去勢後も体重の管理はできると考えている。

私は、去勢手術と病気の発生率の関係についてはそれほど気にしていない。朝陽に与えられた寿命に感謝して過ごすことが大切だと思う。


「私は」を主語にすると、自分の気持ち、考えがよく確認できますね。自分で書き出してみて、1頭目の時と3頭目では、少し自分と犬への理解が深まってきているかな、と感じました。犬との暮らしで大切にしたいことや、犬への思いなど、新たな気づきも得られそうだと思う方はぜひお試しくださいませ。


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