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「こころを耕す」をテーマに綴るブログ
作成日:2018/10/18
自尊感情を育む

感情処理と自尊感情は深く関係しています。

自尊感情は乳幼児の頃、養育者や周囲の人に感情や欲求を受け止めてもらう経験によって育まれていきます。

おなかがすいて泣いたら、「おなかすいたのね。」
おもちゃがこわれて悲しい時「こわれちゃって悲しいね。」
好きな食べものを食べて「おいしいね」
何かをほしがった時に「そう、これが好きなのね。」
イヤな事に怒りを表したときに「〜がイヤだったのね。」
ひとりぼっちで寂しかったとき「寂しかったね。」


このように、ありのままの自分の感情や欲求をおおかた受け止めてもらう経験の積み重ねが、自分を尊重する気持ちを増していきます。
反対に度々下記のような否定的な応答を受け取ることが多いと、自尊感情はしぼんでしまうこともあります。


おなかがすいたとき、「今、忙しいから、まだ。」
おもちゃが壊れて悲しい時「乱暴に使うからこわれるんでしょう。」
好きなものを食べてもおいしいという感覚を共有してもらえない
何かをほしがった時に「だめだめ、またあとで。」
イヤな事に怒りを表したときに「そんなことで怒っても仕方ないでしょ。」
ひとりぼっちで寂しかったときに放っておかれた

完璧な養育者はいないので、ありのままの感情を100%受け止めてもらえる事はほぼ不可能かもしれませんが、受け止めてもらえたか、受け止められなかったか(あくまでも幼い子ども側の感覚です)によって、自尊感情の育ち方に影響が出ていきます。

幼い子どもが生きていくためには養育者の世話が不可欠です。子どもは自分の欲求と環境のギャップを必死で埋めながら成長していきます。多様な経験を重ねる中で、「たまには自分の欲求を受け止めてもらえないこともあるけど、おおかた受け入れられているな〜」と理解して自尊感情を育んでいくのです。。

大人になって、「自分は幼い頃に親に受け入れられた経験が少ないから、自己肯定感がもてないのだ」と、ご自分の育った環境を嘆くより、何か良い方法はあるでしょうか?乳幼児の頃は養育者が受け止め役となりますが、大人になったらその役目は自分がやっていくのです。口で言うほど簡単な事ではありません、勇気がいることかもしれませんが、大人のあなたなら自分を受け止めてあげられるはずです。なぜなら、自分の気持ちを一番深く知っているのは、親、兄弟姉妹、パートナーでもなく、あなた自身なのですから


大林 田園子




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