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作成日:2018/11/25
昼間の時間が短いこの季節冬期うつにご用心!

すっかり日が短くなりましたね。

この季節に症状が出る病気のひとつに、「冬期うつ」があります。
光環境の変化により、気分や食欲、睡眠に関わるセロトニンという神経伝達物質が減少したり、ダークホルモン(暗闇を伝えるホルモン)と呼ばれるメラトニンの分泌が影響を受けることで、冬期うつの引き金になると言われています。

冬期うつはその名のとおり、冬の間に症状がでて、春になると軽快します。主な症状は「人と会うのがおっくうになった」「やる気がでなくなった」などの気分の落ち込みや、さらに特徴的なのは睡眠時間をしっかりとっても眠くなる「過眠」と炭水化物や甘い物の「過食」です。冬になればそのような傾向は誰にでもあると思えることですが、生活に支障をきたすようであれば、注意が必要かもしれません。このトピックを書きながら、自分自身でもこの季節、変化があるなと感じます。最近、甘い物を買う頻度が増えたような気が…
「過眠」については、「あなたの場合は夏もでしょ!(笑)」と家族からツッコミが入りそうなので、触れないことにしておきます。冗談はさておき、一般的なうつ症状として知られる「眠れない」「食欲がない」とは逆の特徴が出るために、冬期うつは見落とされがちなのです。


光環境のひとつ、今年の昼間(日の出から日の入りまで)の長さの変化を見てみましょう。

  盛岡 東京 福岡
6月21日(夏至) 14時間59分 14時間35分 14時間
23分
11月16日
(本日)
10時間 10時間17分 10時間25分
12月22日(冬至) 9時間22分 9時間47分 9時間56分
夏至と冬至の昼間の時間の差 5時間37分 4時間48分 4時間27分


夏と冬ではこれほど違うのかと驚くとともに、日本列島は東西にも長いなあと実感します。
20年前に関東から岩手に引っ越してきたばかりの年は、冬場に近所の人通りがめっきり無くなることに、ビックリしました。氷点下の外気、朝は7時頃まで薄暗くて、夕方は4時頃には太陽が見えなくなるという環境ですから、無理もないことです。幸い私達夫婦は環境に適応できて、冬期うつにはなりませんでしたが、数年後に私の家の近くに関東から引っ越してきた母には、思い当たる症状がありました。何年も繰り返す事はありませんでしたが、あの時ちゃんと気がついてすぐに対応できなかったことは反省しています。

日照時間に加えて、照度(光の強さ)も関係しているそうです。
外からの自然の光を室内にできるだけ採り入れたり、屋外にいる時間を少しでも作るように意識するなどして、冬期うつの予防に心がけてみませんか?曇りの日でも、室内より屋外の方が格段に照度が高いので、晴れていなくても大丈夫です。

そういえば、11月に入った頃から、我が家のワンコ達は昼休み時間に自宅へ連れて帰ると、積極的に日当たりの良いデッキでひなたぼっこして過ごす回数が増えている事に気がつきました。朝の6時台の散歩では光が足りないのを補っているのでしょう。

これから年末年始にむけて仕事やライフイベントなど、忙しい日々が続きます。
お日様パワーを有効に採り入れて、元気に乗り切りたいですね。


大林 田園子

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